「究極の鍛錬」を読んだ

「究極の鍛錬」を読んだ。A Philosophy of Software Design の冒頭で紹介されていて気になったので読んだ。日本語のタイトルはだいぶ怪しいし表紙も僕はギョッとしてしまったのだけど、内容は真っ当そうな感じがした。それなりに面白くて2,3回の読書で読み切った。なんだって!みたいなことは書かれていなくて、まあそうだろうなという内容ばかりではあるのだけど、そういうことを主張する人が存在することをしれたことと、色々推論した結果を読み込めたことが嬉しい(ここ何年かそういうパターンの読書が増えてきた。エコーチェンバーになっていそう)。改めてこの手のことを考えるきっかけになったし、今の自分の状況をこの本の視点で振り返るきっかけになった。

この本の他には、学問のすすめ、エミール、各種幸福論がその類の本だと思う。

本の内容に触れる。何かの専門領域ですごくなるためには練習を適切にたくさんする必要がある、みたいなことが主張されている。適切な練習をすることが難しくて、モチベーション、観察、フィードバック、指導とかがそれに影響を与えるとも。練習と実践は違うのであって、単に経験年数を積んでもうまくなるとは限らない、とかは印象的。その手の話ってキャリアとか成長とかを考えるときに気にする話題だし頭を悩ませるものではあるが、ここで議論をショートカットできるようになったのはいいこと。

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